みとアリーナ改修と第4次審査突破
茨城ロボッツ — 3,307人から5,031席への道
茨城ロボッツは2024年12月にBプレミア第4次審査を通過し、参入が決定した。しかしそのBプレミア直前シーズンである2025-26は、アリーナ改修工事のため本拠地が使えず、日立・神栖の2会場に分散して平均3,307人(前年比-21.5%)と苦しい1年を過ごした。
アダストリアみとアリーナ 改修概要
第4次審査突破の経緯 — アリーナ計画が鍵だった
茨城ロボッツは1〜3次審査でアリーナ要件(5,000席以上)が未達として通過できなかったが、集客(4,000人超)・収益(12億円超)の基準は既にクリアしていた。
審査では「現状の座席数」ではなく「改修計画の確実性」が評価された。約5億円の改修費と具体的な工程表が、Bリーグ側に認められた形だ。京都ハンナリーズと並び、4次審査(最後の審査回)での通過組となった。
代替2会場での分散開催 — 水戸から60〜80km
水戸ファン層が60〜80km離れた会場へ足を運ぶ負荷は大きく、3,307人という数字はその移動コストを反映している。島根のケース(松江→出雲30km)よりもさらに距離が大きかったことが、より大きな動員減につながった。
Bプレミア直前シーズンの苦境が示すもの
2026年3月に改修が完了し、2026-27シーズンはBプレミア開幕とともに水戸の改修アリーナ(5,031席)でホームゲームを迎えられる計算だ。前シーズンまで4,214人を記録できていた実力と、スイートルーム・ラウンジという新設VIP席が合わされば、Bプレミア基準4,000人超は確保できると見られる。
茨城の事例が示すのは、Bプレミア参入と動員維持が「セット」ではないという現実だ。審査を通過したシーズンにアリーナが使えなくなるという皮肉な状況は、富山・島根とともに「改修工事と審査スケジュールの時間的ミスマッチ」という構造的な問題をBリーグに提示している。
本記事のデータは 2024-25シーズン決算 に基づきます(執筆時点の最新公開データ)。 急成長クラブが多いBリーグでは1シーズン分の変化が大きい場合があります。
出典:B.LEAGUE マーケティングレポート 2025-26シーズン(2026-05-21)、茨城ロボッツ公式、茨城新聞、バスケットボールキング