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2026年5月30日
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2025-26 SEASON REVIEW — B1 #4
A

千葉ジェッツ

4218得失点差 +7.5得点 84.3 / 失点 76.8

ブロック王・リバウンド要塞 — LaLa arenaと守備力で頂点を目指す

ブロック3.7はリーグ断トツ1位、リバウンド39.9もリーグ最高クラス。LaLa arena開業2年目に入り、収益・守備力ともに成熟期を迎えた千葉ジェッツ。ホグ退団後の得点源確保が最重要課題。

SEASON STATS — リーグ平均との比較
OFFENSE
得点84.3
平均 81.3
FG%46.1%
平均 44.8%
3P%35.1%
平均 33.5%
リバウンド39.9
平均 37.4
アシスト21.5
平均 20.8
DEFENSE / MANAGEMENT
失点(低いほど良)76.8
平均 81.3
スティール5.6
平均 6.9
ブロック3.7
平均 2.5
ターンオーバー(低いほど良)11.5
平均 12.6
01

シーズン総括

千葉ジェッツの2025-26シーズンは、「守備の要塞」としての確立を果たした年だった。42勝18敗・リーグ4位タイで、LaLa arena開業2年目の恩恵を受けながら組織力をさらに磨いた。ブロック3.7はリーグ断然1位で、他クラブを1本以上上回る圧倒的なリム保護能力は千葉ジェッツの守備の象徴だ。リバウンド39.9もリーグ最高クラスで、フィジカルコンタクトへの強さとポジショニングの質が数字に表れている。しかしD.J・ホグが退団し、得点源の喪失という課題も浮上した。金近廉・瀬川琉久との複数年継続は若手育成への投資だが、即戦力外国籍スコアラーの確保が来季の最重要補強ポイントとなる。CSでは準決勝まで進出し、激戦を繰り広げながら惜敗。チームとしての成熟度は証明された。島田信明オーナーが長年描いてきた「千葉Jブランドのスポーツビジネス」は、LaLa arena稼働・動員日本一・選手育成の三位一体で完成形に近づいている。競技面での「最後の一歩」が課題として残った。

02

オフェンス分析

得点84.3はリーグ平均(81.3)を3点上回る水準で、攻撃型というよりも「必要な得点を確実に取る」スタイルを維持した。FG46.1%・3P35.1%と攻撃指標は上位水準にあり、特にインサイドアタックからのFG成功率の高さが特徴だ。アシスト21.5はリーグ平均(20.8)をやや上回り、ボールを動かすチームオフェンスが機能している。ホグ(退団)の得点貢献が大きかった今季から、来季は得点源の再構築が必要になる。金近廉(継続)は若手スコアラーとしての成長が期待され、契約継続は来季への投資として重要な意味を持つ。瀬川琉久の継続も合わせ、日本人若手中心の得点創出という千葉Jの新フェーズへの移行が始まっている。富樫勇樹・原修太らのベテランとの組み合わせで、経験と若さのバランスを取りながら攻撃力を維持できるかが課題だ。LaLa arenaの大観衆が生み出すホームアドバンテージは、攻撃面でのリズムアップにも貢献している。

03

ディフェンス分析

失点76.8はリーグ3位という優秀な守備成績で、ブロック3.7・リバウンド39.9という数字がその根拠だ。特にブロック3.7は他クラブを圧倒する数字で、リーグ2位の千葉を1本以上上回っており、千葉ジェッツがどれだけリム保護に特化しているかを示す。インサイドにフィジカルに強い選手を揃え、ゴール下での優位を維持することが千葉Jの守備哲学の核心だ。スティール5.6はリーグ下位で、積極的なプレッシャー守備よりもゾーン的なスペース管理を優先している。この守備スタイルは失点を安定して低く抑えることに成功しており、ブロックとリバウンドの組み合わせでインサイドを封じる「フィジカル守備」が機能した証だ。ただし外国籍枠拡大でインサイドに強力な外国籍が増えた場合、この守備スタイルへの対抗策として「ゴール下以外での守備強化」が必要になるかもしれない。

04

チーム効率とボール管理

ターンオーバー11.5はリーグ上位水準で、ボール管理への意識が高い。得失点差+7.5はリーグ4位で、42勝という成績に見合った数字だ。リバウンド39.9とブロック3.7が示すように、フィジカル面での優位を活かしたチームとしての効率性が高い。LaLa arena効果による観客動員の劇的増加は、収益面だけでなくチームの士気・ホームアドバンテージという形でも競技パフォーマンスに寄与している。金近廉の台頭は攻撃効率の改善に貢献し、若手選手が主要選手として機能し始めたことは長期的なチーム構築の成功を示す。FG46.1%は高精度で、良質なシュート機会を創出するオフェンスシステムが機能している証だ。一方でスティール5.6という低さは、ターンオーバーを誘発できないことを意味し、相手のポゼッション数を増やす原因にもなっている。この指標の改善が来季の課題の一つだ。

05

Bプレミアへの展望

LaLa arenaという日本最高水準のスポーツアリーナを本拠地とし、財務基盤が最も盤石なクラブの一つとして千葉ジェッツはBプレミアに臨む。収益力と安定した観客動員は、8億円のハードキャップ下でも選手獲得競争で有利に立てる可能性を示す。最重要課題はホグ退団後のスコアラー補強で、26.5得点のカルバー級は望めないにしても、安定して15点以上を取れる外国籍スコアラーの確保が必要だ。ブロック力・リバウンド力という守備の強みは来季も維持できる見込みで、これに攻撃力が加われば初優勝の可能性が見えてくる。外国籍枠拡大(最大4名同時出場)でインサイドの強さをさらに活用できる環境になる点は有利だ。金近廉・瀬川琉久という若い才能の成長曲線と、獲得する新外国籍選手の質が来季の成否を決める二大ファクターとなる。

STRENGTHS
ブロック3.7(リーグ1位)
リバウンド39.9(リーグ最多クラス)
失点76.8(リーグ3位)
LaLa arenaの財務基盤
若手育成への投資
WEAKNESS

スティール5.6(リーグ下位)、ホグ退団後の得点源不足

KEY PLAYERS
金近廉瀬川琉久富樫勇樹
OUTLOOK — Bプレミアへ向けて

LaLa arenaの財務力を活かした外国籍スコアラー補強が鍵。守備の強みを維持しながら攻撃力を加えれば初優勝の射程圏内。

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