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2026年5月30日
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2025-26 SEASON REVIEW — B1 #23
D

FE名古屋

1842得失点差 -4.5得点 80 / 失点 84.5

オマラ10.4リバウンド王の孤軍奮闘 — 3P31.5%という構造的欠陥が18勝に終わらせた

ショーン・オマラのリバウンド王(10.4)がチーム唯一のポジティブな個人タイトル。リバウンド38.7と争奪戦は強いが、3P31.5%(リーグ最低クラス)という深刻なアウトサイド精度不足が1試合80点を目指しても守れない構造を作っている。

SEASON STATS — リーグ平均との比較
OFFENSE
得点80
平均 81.3
FG%43.7%
平均 44.8%
3P%31.5%
平均 33.5%
リバウンド38.7
平均 37.4
アシスト19.9
平均 20.8
DEFENSE / MANAGEMENT
失点(低いほど良)84.5
平均 81.3
スティール7.2
平均 6.9
ブロック2.4
平均 2.5
ターンオーバー(低いほど良)13.9
平均 12.6
01

シーズン総括

ファイティングイーグルス名古屋の2025-26シーズンは、ショーン・オマラというリーグ最高クラスのビッグマンを擁しながら、チームとして18勝42敗・リーグ23位に終わった「個人タイトルとチーム成績の乖離」が最も際立ったシーズンだった。オマラのリバウンド王(10.4rpg)とチームリバウンド38.7という数字はリーグ上位水準で、インサイドでの支配力は本物だ。しかし3P31.5%という深刻なアウトサイドシュート精度の低さが、相手守備にインサイドを固める選択を与え、オマラという強みを相殺し続けた。スティール7.2というアグレッシブな守備姿勢も、失点84.5という高い失点を防ぐには至らなかった。オマラが在籍する間にチームとして結果を出すための補強——特に3Pシューターの確保——が急務で、来季を逃せばオマラという貴重なリバウンダーを活かし切れないままという最悪のシナリオが現実になりかねない。

02

オフェンス分析

FG43.7%はリーグ下位水準で、3P31.5%(リーグ最低クラス)という深刻なアウトサイド精度不足と組み合わさって攻撃全体の効率を下げている。得点80.0はリーグ平均(81.3)をわずかに下回り、オマラのインサイドでの貢献(14.3得点・10.4リバウンド)があってもこの水準に留まっている事実は、残りの選手の攻撃力不足を示す。3P31.5%という低精度は、相手守備が「3Pを捨ててインサイドを固める」選択を安心してできることを意味し、オマラのゴール下攻撃に対してもダブルチームが容易になる。アシスト19.9はリーグ平均(20.8)をやや下回り、ボールシェアも十分ではない。ターンオーバー13.9はリーグ平均を上回り、攻撃のミスも多い。オマラという圧倒的な武器の隣に、3Pを40%近く打てる外国籍シューターを1名確保するだけで攻撃は別物になる可能性がある。

03

ディフェンス分析

スティール7.2はリーグ平均(6.9)をやや上回り、積極的な守備姿勢は評価できる。リバウンド38.7はリーグ上位水準で、オマラの10.4rpgが全体を引き上げている。しかし失点84.5はリーグ平均(81.3)を3.2点も上回り、スティールとリバウンドという守備の強みが失点抑制に十分に機能していない。ブロック2.4はリーグ平均(2.5)とほぼ同水準で、オマラが高さによるゴール下保護を担っているにもかかわらず平均的な数字に留まるのは、彼がリバウンドに集中している間にブロックが少ないことを示している。3P31.5%の低さは守備面でも影響しており、相手が外からいくらでも打ってくる中でオマラがゴール下に引きつけられてしまう場面が失点増加の一因だ。「3Pで守備が崩れる」という現代バスケの課題が、FE名古屋の守備に最も直接的に表れている。

04

チーム効率とボール管理

得失点差-4.5はリーグ下位圏で、18勝42敗という成績に対応している。オマラという圧倒的個人を擁しながらチームとして18勝に終わったことの意味は重い——個人の卓越さがチームの欠陥を補えない限界を示している。ターンオーバー13.9はリーグ平均を上回り、攻撃でのボールロストも多い。FG43.7%・3P31.5%という精度の低さはシュートセレクションの問題でもあり、より良いシュートを選ぶシステムと選手の改善が必要だ。オマラのプラスマイナスは未確認だが、リバウンド王としてのチーム貢献は明確で、彼がいる試合と欠場する試合での大きな差があることが容易に想像できる。「オマラ依存」から「チームとして機能する」への転換が、来季の最重要テーマだ。それはオマラを活かしながらチームの他の部分を底上げするということでもある。

05

Bプレミアへの展望

オマラの残留が来季の最重要前提条件で、リバウンド王というリーグ最高のビッグマンをさらに活かす環境を整えることが急務だ。3P31.5%という最大の弱点に対する直接的な答え——3Pを40%前後で打てる外国籍シューター——を1名確保することが最優先補強だ。外国籍枠拡大(最大4名同時出場)でオマラ+3Pシューター×2名という組み合わせが実現すれば、現代バスケの「ピック&ポップ」「スペーシング」の要件を満たした攻撃が構築できる。名古屋という東海地区最大の市場での存在感は維持されており、財務基盤も問題ない。8億円のBプレミアキャップ内でオマラという高給選手を維持しながらシューターを確保するキャップ管理が課題だが、スター条項(1名は1.5億計上)の活用で対応できる可能性がある。オマラ在籍のうちにBプレミアで結果を出すことが、クラブの最大の命題だ。

STRENGTHS
ショーン・オマラのリバウンド王(10.4)
リバウンド38.7(リーグ上位)
スティール7.2
WEAKNESS

3P31.5%(リーグ最低クラス)・FG43.7%(下位)・失点84.5。

KEY PLAYERS
ショーン・オマラ保岡龍斗
OUTLOOK — Bプレミアへ向けて

3Pシューター確保がオマラを活かす最短ルート。外国籍枠拡大でスペーシング強化が実現すれば攻撃は別物に。

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