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2026年5月30日
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2025-26 SEASON REVIEW — B1 #19
C-

越谷アルファーズ

2139得失点差 -6.4得点 75.7 / 失点 82.1

3P35.9%という武器は本物 — だが総合力の低さで下位に甘んじた

3P35.9%はリーグ最上位クラスの精度という武器を持つが、得点75.7・リバウンド34.6という基本スタッツが低く、総合力での厳しさが続く。外からの精度をもっと活かせる戦術的枠組みが必要。

SEASON STATS — リーグ平均との比較
OFFENSE
得点75.7
平均 81.3
FG%44.1%
平均 44.8%
3P%35.9%
平均 33.5%
リバウンド34.6
平均 37.4
アシスト19.4
平均 20.8
DEFENSE / MANAGEMENT
失点(低いほど良)82.1
平均 81.3
スティール6.3
平均 6.9
ブロック2
平均 2.5
ターンオーバー(低いほど良)13.5
平均 12.6
01

シーズン総括

越谷アルファーズの2025-26シーズンは、3P35.9%という分かりやすい武器を持ちながら、それを活かす総合力が追いつかなかったシーズンだった。21勝39敗・リーグ19位という成績は、3Pという現代バスケの最重要武器で上位クラブに匹敵する精度を持ちながら、得点75.7・リバウンド34.6(いずれもリーグ下位)という基本スタッツの低さが足を引っ張った。3Pを打つためのスペース創出・コルトドライブ・オフザボールの動きというオフェンスシステムの総合力が未成熟で、良い3Pは打てても試合全体のスコアリングが上がらないという矛盾を抱えている。越谷という市場での知名度向上と観客動員改善という課題も続くが、3Pという明確な武器の存在は来季へのポジティブな基盤だ。大庭岳輝・喜多川修平らの継続が前提となり、彼らを活かしながら総合力を上げる補強と戦術整備が来季の課題だ。

02

オフェンス分析

3P35.9%はリーグ最上位クラスで、越谷の最大の武器だ。しかし得点75.7はリーグ下位水準で、高い3P精度が試合の得点に十分に転換できていない。これは3Pの試投数が少ない、または3Pシュートを生み出すオフェンスシステムが機能していないことを意味する。FG44.1%はリーグ平均(44.8%)をやや下回り、3P以外のシューティングは平均以下だ。アシスト19.4はリーグ下位(平均20.8)で、ボールシェアが十分でなく特定選手への依存度が高い。ターンオーバー13.5はリーグ平均を上回り、攻撃の組み立てでのミスも課題だ。「3P精度は高いのに得点が少ない」というパラドックスの解決策は、3Pを打つためのムーブメントを作るシステムと、3Pシューターがオープンを得るためのドライブ・アタックできる選手の確保だ。3P精度という既存の武器を最大化するための戦術的枠組みの整備が急務だ。

03

ディフェンス分析

失点82.1はリーグ平均(81.3)をやや上回り、守備全体は平均以下の水準だ。スティール6.3はリーグ平均(6.9)をやや下回り、積極的な守備姿勢は限定的。ブロック2.0はリーグ平均(2.5)を大きく下回り、インサイド守備でのリム保護が弱い。リバウンド34.6はリーグ最低クラスで、守備リバウンドでの確保が最も劣っているクラブの一つだ。攻撃面での3P35.9%という強みと対照的に、守備・リバウンドという基本的なフィジカル競争での弱さが際立つ。インサイドのフィジカルな強さを持つ選手の欠如が、リバウンド・ブロックの両指標に反映されている。外国籍ビッグマンの確保でインサイドを強化することが守備改善の最直接的な方法で、同時に3Pシューティングを最大化するスペーシングにも貢献する。

04

チーム効率とボール管理

得失点差-6.4はリーグ下位圏で、21勝39敗という成績に対応した数字だ。3P35.9%という武器を持つにもかかわらず得失点差が-6.4という状況は、攻撃の質(3P精度)と量(総得点)のギャップ、および守備の脆弱さが組み合わさった結果だ。ターンオーバー13.5はリーグ平均を上回り、攻撃でボールを失う頻度が高い。アシスト19.4の低さとターンオーバー13.5の多さの組み合わせは、「チームとして機能したオフェンス」が少なく、個人の判断に依存した攻撃が多かったことを示す。3P35.9%という精度は試合のどのような文脈でも有効な武器だが、それが活かされるオフェンスシステムとフィジカルの補強を合わせてこそ成績向上につながる。チームの持つ潜在力(3P精度)とその現実的な活用度のギャップを埋めることが来季の最重要課題だ。

05

Bプレミアへの展望

3P35.9%という武器はBプレミアでも十分通用する精度で、これを活かすシステムと補強が整えば競争力は一気に上がる。インサイドアタックでドライブを仕掛けられる外国籍ウィングと、3Pシューティングを活かすスペーシング——この組み合わせが最も効果的な強化策だ。リバウンド34.6という弱点はインサイドの外国籍ビッグマン確保で直接改善でき、守備リバウンドの安定化は失点削減にも直結する。Bプレミアの外国籍枠拡大(最大4名同時出場)は、3Pシューターとインサイドアタッカーを同時に起用できる環境を作り、越谷の3P精度が真に活きるオフェンスの構築が可能になる。大庭・喜多川ら日本人選手の継続を前提に、外国籍の質的向上が来季の競争力改善の主軸となる。

STRENGTHS
3P35.9%(リーグ最上位クラス)
WEAKNESS

得点75.7・リバウンド34.6(リーグ下位)・ブロック2.0。得失点差-6.4。

KEY PLAYERS
大庭岳輝喜多川修平
OUTLOOK — Bプレミアへ向けて

3P精度という武器を最大化する外国籍補強(インサイドアタッカー+シューター)が最優先。外国籍枠拡大が追い風。

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