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2026年5月30日
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2025-26 SEASON REVIEW — B1 #10
B+

三遠ネオフェニックス

3624得失点差 +2.8得点 85.9 / 失点 83.1

ヌワバ二刀流・ブロック王 — 若手3年契約が示す長期ビジョン

デイビッド・ヌワバのブロック王(1.3bpg)を筆頭に、スティール7.7・ブロック3.0と両面守備が光る。得点85.9は上位圏内。若手3選手への3年一括契約という長期ビジョンを示した今オフの動きが来季への最大の布石だ。

SEASON STATS — リーグ平均との比較
OFFENSE
得点85.9
平均 81.3
FG%46.6%
平均 44.8%
3P%34.8%
平均 33.5%
リバウンド36.3
平均 37.4
アシスト22.1
平均 20.8
DEFENSE / MANAGEMENT
失点(低いほど良)83.1
平均 81.3
スティール7.7
平均 6.9
ブロック3
平均 2.5
ターンオーバー(低いほど良)12.4
平均 12.6
01

シーズン総括

三遠ネオフェニックスの2025-26シーズンは、「実力は上位水準だが結果が伴わなかった」惜しいシーズンだった。36勝24敗・リーグ10位という成績は、得点85.9(リーグ上位)・スティール7.7(リーグ4位)・ブロック3.0(上位)という個別指標の高さに対してやや物足りない。デイビッド・ヌワバがブロック王とセカンドチームをダブル受賞し、20.7得点・7.6リバウンド・3.8アシスト・1.9スティール・1.3ブロックという全方位型の数字でリーグに存在感を示した。今オフの最大のニュースは児玉ジュニア・浅井英矢・根本大という若手3選手への3年一括契約で、2028-29までの長期コミットメントはBプレミアを見据えた育成投資として大きな意味を持つ。CSにはギリギリで滑り込んだが準々決勝で敗退。実力的に上位と渡り合える局面もあっただけに、接戦での勝率改善と守備の安定化が来季への課題として残った。

02

オフェンス分析

得点85.9はリーグ平均(81.3)を4.6点上回り、上位10クラブに入る攻撃力を持つ。FG46.6%・3P34.8%と両シューティング指標もリーグ中位以上で、多様な攻撃手段を持つチームだ。アシスト22.1はリーグ4位タイで、ヌワバを中心にボールシェアの質が高い。ヌワバの20.7得点はインサイドアタックとポップアウトの両方を使う万能型で、相手守備に対して複数の答えを持てることが強みだ。3P34.8%はリーグ平均(33.5%)をやや上回り、外からも十分脅威を与えられる水準にある。若手の児玉ジュニアら日本人プレーヤーがこれからどれだけスコアリングで存在感を発揮できるかが、来季の攻撃の多様性と深みに直結する。ヌワバへの依存度が高い現状から、日本人若手がサポートロールを確実に果たせるようになれば、攻撃の厚みが大幅に増す。ターンオーバー12.4はリーグ平均水準で、特別多くもなく、ここを減らせれば一段上の攻撃効率が期待できる。

03

ディフェンス分析

ブロック王ヌワバ(1.3bpg)を擁し、チームブロック3.0はリーグ上位水準だ。スティール7.7はリーグ4位という高さで、能動的に奪いに行く守備の強度を示している。この2指標の組み合わせは「縦(ブロック)と横(スティール)の両面守備」が機能していることを意味し、インサイドもペリメーターも守れる守備の多様性がある。失点83.1はリーグ平均(81.3)をやや上回るが、これはスティール7.7という積極守備の代償として一定のリスクを取っていることの表れだ。リバウンド36.3はリーグ平均(37.4)をやや下回り、ブロックとスティールで守備しながらリバウンドが後手に回る場面もある。ヌワバの守備貢献はチームの中核だが、彼がベンチにいる時間帯の守備強度の低下が課題で、個人依存からチームとしての守備力向上が来季の目標になる。

04

チーム効率とボール管理

得失点差+2.8はリーグ中位で、36勝という成績に対して「もったいない」という印象を与える。85.9得点・83.1失点という「打ち合い型」の試合が多く、接戦での勝率向上が得失点差と勝利数を同時に改善する鍵だ。ターンオーバー12.4は平均水準で、これを11台に落とせれば毎試合余分な攻撃機会を1回以上確保できる。ヌワバの全体的な数字(+4.0のプラスマイナス)は攻守両面での貢献を示しているが、彼がいない時間帯のチームとしての機能低下を示唆してもいる。今オフの3選手3年契約は、来季から2028-29まで中核の若手を確保しているという意味で、将来的なキャップ管理の観点からも計画的だ。Bプレミア移行の3年間を若手3選手とともに戦うというビジョンが明確で、短期的な勝利よりも中期的な成長曲線に投資する意思決定として評価できる。

05

Bプレミアへの展望

若手3選手(児玉ジュニア・浅井英矢・根本大)の3年契約はBプレミア3シーズン全てをカバーしており、2028-29に向けた成長ロードマップが描かれている。彼らが3年間でどれだけ成長するかが三遠の未来を決める最大のファクターだ。ヌワバの残留(またはそれに匹敵する外国籍)が前提条件となるが、外国籍枠拡大でヌワバ+もう1〜2名の外国籍を同時に活用できれば、攻守両面のスケールアップが可能になる。スティール7.7という積極守備と、ブロック3.0のゴール下保護能力は来季も維持できる見込みで、そこに若手の成長と攻撃オプションの多様化が加われば自然に順位は上がるだろう。失点83.1の改善は、守備ローテーションの精度向上とリバウンドの確保率アップで対処できる余地がある。「今は種まきの時期、花開くのはBプレミア中期」というビジョンが三遠の今オフを読み解くキーワードだ。

STRENGTHS
ブロック3.0・スティール7.7(リーグ上位)
得点85.9
ヌワバの全方位型パフォーマンス
若手3選手の3年一括契約
WEAKNESS

失点83.1が課題。得失点差+2.8は成績に対して低い。ヌワバ依存リスク。

KEY PLAYERS
デイビッド・ヌワバ児玉ジュニア
OUTLOOK — Bプレミアへ向けて

若手の3年契約でBプレミア3シーズンのビジョン確立。ヌワバ継続と若手成長が揃えば急速な順位向上が見込める。

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