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Bプレミアクラブライセンス入場者数決算2026.10.19

「席の壁」

Bプレミアの審査基準を、2025-26決算と並べる。12億円は30クラブ、4,000人は21クラブ

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SUMMARYこの記事のポイント
  • 01審査基準は「4,000名かつ9億円」または「3,000名かつ12億円」。売上だけ積んでも通らない作りになっている
  • 022025-26決算で売上12億円を超えたのは49クラブ中30。平均4,000人を超えたのは21で、少ないのは席のほう
  • 03売上12億円以上なのに平均4,000人に届いていないクラブが9ある。先頭は広島の22.6億円・3,900名
  • 04⚠️ 入場者数は2024-25シーズン、売上は2025-26決算で1年ずれている。三遠と湘南は継続審議のため入っていない

Bプレミアに入る条件は、お金だけではない。 リーグが10月に出したライセンス判定の別表を見ると、審査は売上高と平均入場者数の2つで見ている。

2025-26シーズンの決算が出たので、並べてみた。 売上12億円を超えたのは49クラブ中30クラブ。 平均4,000人を超えたのは21クラブだった。 売上の壁は、もう多くが越えている。

基準は2つある。売上と、席

2025年10月のライセンス審査基準(リーグ発表の別表より)。

交付ライセンス平均入場者数 / 売上高対象の期間
2027-28 B.PREMIER(継続資格認定)4,000名 / 9億円 または 3,000名 / 12億円2024-25シーズン / 2024年度
2027-28 B.PREMIER(新規入会)4,000名(2期連続)/ 12億円(2期連続)2023-24・2024-25シーズン / 2023・2024年度
2026-27 B.ONE2,400名 / 4億円(2期連続)2023-24シーズン / 2023・2024年度
2026-27 B.ONE仮入会1,500名 / 2.5億円2023-24 or 2024-25シーズン / 2024年度
2026-27 B.NEXT—(売上のみ)/ 1億円(2期連続)2023・2024年度

Bプレミアを続けるには「4,000名かつ9億円」か「3,000名かつ12億円」のどちらか。 新しく入るなら、2期連続で4,000名と12億円の両方が要る。売上だけ積んでも通らない作りになっている。

売上は30クラブ、席は21クラブ

図1平均入場者数と営業収入(49クラブ)

横が平均入場者数(2024-25シーズン)、縦が営業収入(2025-26決算)。 点線が基準の4,000名と12億円。右上が両方を満たす区画で、 左上に取り残されているのが「売上は足りているが席が届いていない」クラブ。

01020304050602,0003,0004,0005,0006,0007,0008,0004,000名12億円平均入場者数(人)営業収入(億円)
指標平均入場者数 — ホームのリーグ戦1試合あたりの入場者数(人)。営業収入は、クラブの1シーズン(通期)の売上(億円)
対象入場者数は2024-25、営業収入は2025-26決算
備考
  • ⚠️ 縦と横で期間が1季ずれている。入場者数は審査に使われた2024-25の値、営業収入は最新の決算。同じ季の数字を並べた図ではない
  • ⚠️ 横軸は2,000人ではなく1,200人から始まる。0からではないので、点の左右の間隔は実際の比率より大きく見える
  • 基準は継続が「4,000名かつ9億円」または「3,000名かつ12億円」、新規が4,000名+12億円を2期連続

右上が両方を満たしている位置だ。 売上12億円以上は30クラブ、9億円以上なら31クラブある。 いっぽう平均4,000名以上は21クラブ、3,000名以上でも24クラブだった。

数が少ないのは、席のほうだ。売上はスポンサーでも物販でも積める。入場者数は、その日その場に来てもらうしかない。

売上は基準を超え、4,000人に届いていない9クラブ

営業収入12億円以上、平均入場者数4,000名未満。

広島ドラゴンフライズ3,900名
神戸ストークス2,937名
越谷アルファーズ3,839名
ライジングゼファー福岡2,205名
ファイティングイーグルス名古屋2,730名
福井ブローウィンズ2,603名
福島ファイヤーボンズ2,019名
富山グラウジーズ3,469名
ベルテックス静岡2,570名

先頭は広島ドラゴンフライズで、営業収入22.6億円に対して平均3,900名。 基準の売上をふた回り超えていて、残っているのは入場者数だけだ。この9クラブは、あと4,000席の日常を作れるかどうかの位置にいる。

アリーナが新しくなるクラブも多い。 席が増えれば入場者数は動くので、ここは数年で絵が変わるところだ。

制裁がついた2クラブも、売上は基準を超えた

富山グラウジーズと神戸ストークスは、制裁金つきでライセンスの継続保有が認められた。 理由はどちらも平均入場者数が未達で、売上ではない。

  • 富山グラウジーズ … 制裁金 2500万円。2025-26 の営業収入は12.8億円、平均入場者数は3,469名
  • 神戸ストークス … 制裁金 1500万円。2025-26 の営業収入は20.9億円、平均入場者数は2,937名

基準の作りが「どちらか一方では通さない」ことを、この2件がそのまま示している。

並べた2つは、同じ期間ではない

  • 平均入場者数はリーグの判定発表の値で、2024-25シーズンのもの
  • 営業収入は2025-26シーズンの決算。1年ずれている
  • 平均入場者数は 2024-25 シーズン、売上高は 2024 年度。対象の期間が違う
  • 富山は連結等売上高基準で判定(表示はクラブ単体)
  • 三河は国際大会事由により、ウィングアリーナ刈谷開催分のみで判定
  • ⚠️ B.ONE・B.NEXT の行は売上を2期ぶん併記しているため、ここで拾った revenueOku は古いほう(2023年度)になることがある。売上は data/seasons の決算を使うこと。この表から使ってよいのは attendance と criteria
  • しながわ・三重・山口は平均入場者数の記載が無いため、この一覧に入らない
  • 三遠ネオフェニックスと湘南ユナイテッドBCは継続審議のため、この一覧に入っていない
  • 判定は毎年やり直される。ここで見ているのは2025年10月時点の姿

次に見るなら、どこか

応援しているクラブの平均入場者数が4,000人のどのあたりにいるか、一度見てほしい。そこが基準に近いなら、1試合の集客がそのまま制度の話につながる。売上の内訳は 2025-26決算の記事、 クラブごとの数字は 財務データ にある。

出典:B.LEAGUE「2025年10月 B.LEAGUEクラブライセンス判定結果」発表ページ/営業収入は B.LEAGUE クラブ決算概要(2025-26シーズン)PDF。